こんにちはー!ふくすけです!
私は大学時代に簿記一級を取得し、メーカーの経理に就職しました。
とあるYoutuberの影響からか、twitter等で簿記を勉強する人をよく見かけますので、勉強しようか悩んでいる社会人の方や就活生の方の参考になればと思い記事を書きました。
この記事はこんな人にオススメ!
- 簿記を勉強しようか悩んでいる人
- 就活や転職に役立つか気になる人
- 二級まで取得したけど一級を目指すべきか悩んでいる人
結論:簿記は勉強して損はない、寧ろおすすめです!
両学長が簿記の取得をおすすめしている
登録者200万人を超えるYouTuber「両学長」さんは、動画を通じて視聴者の金融リテラシーを高めるために活動されている方です。
その両学長が、簿記やFPを勉強することの重要性を訴えているので、それがきっかけで取得しようか悩んでいる方も多いかと思います。
学生さんにも就活のために有利になるのであればと、勉強している方も多いと思います。
私は学生時代に日商簿記一級、社会人1年目でFP二級を取得しています。
友人に勧められたことやお金について少し詳しくなれたらいいかなといった軽い動機で始めましたが、正直勉強してよかったと思います。
実際、どう勉強してよかったと思ったか、体験談を交えて説明します。
数字の苦手意識がなくなる
社会人になって思うのは、数字に苦手意識を持っている人が多いということです。
その殆どが、会社の数字について体系的に理解できていないことで、漠然とした苦手意識を持っているような気がします。
逆に、簿記を前向きに勉強した人で数字に苦手意識を持っている知り合いはいません。どの会社でも数字はできて損はないですから、簿記はかなり汎用性の高い資格であると言えます。

勉強して後悔した人の話を聞いたことがありません
では、簿記を勉強したら、どうして数字に苦手意識がなくなるのか、体系的に理解できるとはどういった感覚なのか、簿記を取得して見える世界のイメージを私なりの解釈で説明します。
簿記を取得して見える世界
何かしらのビジネスをするということは、物を売ったり、契約をしたり、設備を整えたり、何かしらの取引をすることになり、ビジネスが上手くいっているかどうか現状を知りたくなると思います。簿記からは、そういったビジネス上の取引や現状を整理・管理・表現する術を学ぶことが出来ます。
整理する方法
簿記の世界では、取引を仕訳という技術で整理します。その仕訳データの合計を損益計算書(PL)や貸借対照表(BS)などの計算書として表現します。
仕訳は、取引を見える化するための技術です。発生した取引を「勘定」(取引の名前のようなもの)を使って「貸借」(右左)に分類することで、身の回りのすべての取引を整理することができます。
簿記を始めると世の中の出来事が左右に分かれて見えるようになります。
例えば、以下の出来事を仕訳にすると次のようになります。
〈例〉お金を100万円銀行から借りて手に入れた。
⇒(現金)100万円 /(借入金)100万円


仕訳で勘定毎に右左に分けたデータを蓄積することで、会社の数字を管理したり現状を表にまとめたりできます。
簿記を勉強している人は日頃の生活もPLやBSにあてはめ損得を計算することができるので、ビジネスのみならず日常にも役に立つスキルです!
管理する方法
取引や現状を管理する方法は、工業簿記という科目で学ぶことができます。工業簿記は会計の中でも管理会計と言われるジャンルで、会社の未来を考える(現状を分析、計画や予算を作る)ための会計知識です。
私は経理の中でも、会社の経営企画関係の仕事をしているのですが、めちゃくちゃこの管理会計の知識を使います。経営者の視点に立って、現状分析や計画を作ったり、経営層の意思決定のサポートを行ったりします。
正直、とても面白いです。
私はこの管理会計のジャンルが面白くて簿記の勉強のモチベーションが続きました!
今後、決算が自動化され経理の仕事がなくなると言われますが、こういった管理会計の部分は自動化できないので生き残ると思います。
表現する方法
どうすれば取引や現状を表現(上手くま表にまとめて、説明)できるかとういうことは、商業簿記という科目で学ぶことができます。財務会計と言われるジャンルです。管理会計が未来を見据えているのに対し、財務会計は過去を見据えています。過去の取引を損益計算書や貸借対照表といった表にまとめ、外部の人や経営者にビジネスの現状を理解してもらうのです。どの会社も基本的に同じルールで表をまとめるので、他社との比較もできます。
簿記って就活に役立つ?
簿記が役に立つことはわかっていただけたとして、就活や転職に役立つかという点について説明します。
結論:簿記二級以上を持っていれば十分役にたつ!
一級であれば、使い方にもよるが武器としてかなり使える!
簿記は事務や企画職希望であれば加点していただける材料になりますが、簿記を保有しているだけで就職できるわけではありません。
資格はゲームの課金アイテムのようなものなので、それを上手く使いこなすことができれば就活を有利に進めることができます。武器が少ないのであれば、是非課金して資格(簿記)とっちゃいましょう。
この資格を通じて、どんなことを学び、経験し、どう活かしたいかを説明できれば多くの企業が評価してくださるはずです。
私は学生時代に日商簿記一級を取得したことを裏付けとして、「やると決めたらやりきる根性と計画性がある」ことを売りに就活をしました。私は偏差値50くらいの地方大学出身ですが、面接で落ちたのは1、2社くらいで、今の会社以外にも10社以上、東証一部上場企業から内定をいただきました。
少なからず、資格を取っているという結果を評価してくださったのだと思います。
二級まで取得したけど一級を目指すべき?
一級を目指すべきかどうかは目的次第ですが、私なりの見解を説明します。
あなたは、以下のどれに当てはまりますか?



金融リテラシーを高めたい



二級で十分
二級で商業簿記と工業簿記の基礎を学ぶことができ、十分金融リテラシーを高めることができます。



人材価値を高めたい



資格を保持することで自分の市場価値を上げたいのであれば一級以上を目指すべき
最近の中途採用の情報などを見ると、TOEICのハイスコアと公認会計士をセットで持っていると相当貴重な人材として重宝されています。



経理関係もしくは公認会計士・税理士の仕事に就きたい



公認会計士・税理士:一級は必須の知識
会計士や税理士試験の過程で取得する人が多いです。取得しましょう。
その他
基本的に二級で十分
軽い気持ちで始めましたが、一級からレベルが違いすぎるので、相当な覚悟が必要になります・・・
日商簿記の難易度について(1級〜3級)
日商簿記の難易度についてです。合格率はざっくり以下の通り。
合格率
- 日商簿記一級:約10%
- 日商簿記二級:約25%
- 日商簿記三級:約50%
合格までにかかる期間は勉強時間にもよりますが、ざっくり以下の通りです。
勉強時間(累計)
- 日商簿記一級:約1~2年
- 日商簿記二級:約2~3ヶ月
- 日商簿記三級:約1ヶ月
私は要領が悪いので一日8時間ほど勉強して一年かかりました。大学受験より頑張った気がします笑
最後に
簿記ほど汎用性のある資格はないと思います。少なくともビジネスを始めた人や始めたい人には必須スキルだと思います。
勉強して損はない資格ですので、ぜひ勉強してみてください!


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